図書だより

ゴールデン街にあるbar図書室の営業お知らせブログ

食べても食べても減らない花

今年は桜を見る度に市川春子の「虫と歌」を思い出してしまう春となりました。暖かくなってまいりましたが、みなさんいかがお過ごしでしょう。私はといいますと、もっぱら荒井由実大貫妙子を流しながら80年代の少女マンガを読んでいたいと思ってます。このマンガにはこのBGMが良い!という意見があったら是非いただきたいものです。
最近は漫画家さんのサイン会が続きまして、先週は江口寿史さんの、今週は売野機子さんのサイン会へ足を運びました。江口先生はまさかひばりくんコンプリートエディション3冊ともサインいただける思っていなかったので感激いたしました。絵柄はひばりくん、せんちゃん、こうさくの3種類!私の前に並んでいた方は似顔絵を頼んでいらして、かなりうらやましかったです。いいなぁと思っても、口に出せないチキンやろうな私です。売野先生はサインのみでしたが、ペーパーがとても豪華で読みごたえアリでした。思った以上に早くはけていて、私は遅刻ギリギリでサインいただきました。(本当にすみませんでした)


街中の女子の間では、カンカン帽子が大流行していますが、カンカン帽子といえば「耳をすませば」ですよね!!

今週の新刊情報など

とりあえず最近の当図書室新刊情報を

  • 「薔薇だって書けるよ」売野機子 売野機子さんの作品集。初めて出たコミティアにてスカウトされたという、マンガ歴の短い作家さん(サイン会のペーパーに書いてあった)とは思えないうまさ。その時出してた同人誌もこの作品集の巻末に収録されてますが、はじめから出来上がってます。本当に初めてなの〜〜〜?とビックリ。私は白泉社の「楽園」誌上で読んでいたのですが、雰囲気はビーム系っぽいと思います。入江亜季さん、笠井スイさん好きにはお勧めしたいですね。ちなみに帯の推薦者が上條淳士さんです。売野さん本人がファンだとか。 サイン会配布のペーパーが同人イベントでもらえそうな配ってそうなものでちょっとほっこりしました。
  • 「ヒメアノール6(完)」古谷実 ヒメアノール最終巻、私としてはこの終わり方とても好きです。岡田君と阿部さんには幸せになって欲しい。
  • 「ゆらりうす色」やまだ紫 やまだ紫さん、書店で新装版見て気になっていたのですが読んでいなかったところ、吉田アミさんの紹介で背中を押され購入。とてもきれいです。言葉が素敵。詩とかあまり詳しくないのですが、詩のようなセリフがとにかく無駄がなくきれい。時代を考えると本当に
  • 「街角花だより」こうの史代 こうの史代さん、広島マンガしか読んでなかったので。こうのさんって萌えますよね?
  • 「鞄図書館 1」芳崎せいむ タイトルでほっとけないかった。装丁も素敵。内容は、、、ゲーテ分多め、説教くささもあり、ちょっと想像と違ったかな
  • 「4月1日」平尾あうり 「まんがの作り方」とコレ、よく平積みされてて気になっていたので。画の綺麗さ・丁寧さとか仕草とか好きなとこもあるけど、全体的に分かりづらいような、、、面白いのかな
  • 「劇画 家畜人ヤプー」画:石ノ森章太郎 原:沼正三 この一冊で完結です。新刊情報流してからの反応がかなりあったマンガです。只今貸し出し中。やっと復刊ということと、ハードカバーで2k超えという意味でも人気なのかな。貸し出し待ち状態。はじめヤプーとくに肉便器が嫌で嫌でしょうがなかったですが、後半は慣れるものです。私もヤプーのいる世界で生きていけそうです、、、とかいってみたけど、私ヤプー側じゃん!みたいな
  • 山口晃作品集」山口晃(画集なので禁帯出です) 前から欲しかったんです。とても細かく、隅々まで面白い。戦国時代ミーツ現代!
  • 「フリースタイル11」特集に日本マンガ全集編集会議 フリースタイル初めて買いました。ランキング本、〜読め!を読んでいるのでなんとなく分かっていたけど、編集会議やってる方お三方の世代話が続いて殆ど分からない。分かったらもっとおもしろく読めるのにと思うと残念。勉強不足ですね。それにしても、「マンガ全集」各巻千ページ、全300巻には笑った
  • 「マンガ読んでる?2」吉田アミ(マンガ推薦系同人誌) タコシェで見つけました。3が見当たらなかったので、少し古いけど2を購入。表紙の宮田鉱次さんのイラストがとてもキュートで、ある意味ジャケ買い(笑)でしたが、吉田アミさんとの(一方的な)出会いになったので結果とてもよい買い物でした。こういうの読むと手を伸ばしてないマンガに興味をもてるからありがたいですね。