図書だより

ゴールデン街にあるbar図書室の営業お知らせブログ

4/27 夕立がとても気持ち良い、風が気持ちいいです

ずっと気になってて、お客さんの一押しでとうとう手にした吉田基已の「夏の前日」がとてもステキです。
アニメの「恋風」に夢中になっていた作家さんでしたが、恋風以降読んでませんでした。恋風が案外な衝撃で、絵柄の雰囲気よりもストーリーの印象ばかり強くてその後手が出てなかったように思います。
優しいタッチのところで癒されながらも、しっかりと強く惹きつけられる絵があり、グイグイ入り込んでしまいました。デフォルメされた時のキャラクターの愛らしさがたまりません。じっとりと艶めかしい描写もいいし、哲生の花を見つけたり、銀杏並木に惹かれたりするささやかな描写も素晴らしく...ううーーー、晶はいくつなんですかっ??(笑)
なんというか、晶もかわいいけど哲生が愛おしくて愛おしくて、アラサー女子からすると晶に感情移入するのはしょうがないですよね...
こういう恋愛ものはほぼ最終的には離れてしまうもの(決して不幸というわけでなく)だと思うのですが、この方が描いてくれるなら二人で添い遂げる終わりが有るんじゃないか、、、と思わされてしまう。この二人の未来が気になってしょうがありません。


あ〜、晶いい身体してんな〜〜